なかなか甘くなかった初出国
行ってきましたよ。アメリカはワシントンD.C.へ。
案の定っていうか。成田へ向かわないといけない朝に、ドンピシャで台風が関東に上陸し、最寄り駅の電車は止まり、空港に向かう電車も高速バスも運転を見合わせていました。
「国外にお前が出られるかなハッハッハッハ」と適役の奴がこちらをみてるかのように、まるで試されているかのような八方ふさがりな状態でした。
途中、正直何回か泣きそうになりました。そのくせこんなことありえな過ぎて笑えると思う自分もいました。
途中で合流した友達が成田空港で働いていたことによりなかなかマニアックなルートであと一歩というところまで行けたのですが、そこからタクシーに乗ろうにもタクシーが全然来ない。
根気強くずっと待ち続けました。
結局18時頃に空港に向かう電車が運転を再開してやっとたどり着くことが出来ました。
何とかたどり着けば出国できるかもしれないという期待を持って奮闘したのですが、願いは虚しく欠航が決まったのでした。
やっと着いた成田空港は、電車やバスが止まっていたことで足止めを受けた人でごった返していたこともあったし、次の日の便に振り替えてもらえるかもしれない可能性もあったので、そのまま空港に泊まりました。
寝袋とクラッカーと水が支給されて、大変ありがたかったです。
朝の4時から起きてたし、興奮して前の日はろくすっぽ寝れてなかったこともあったかもしれないけど、寝袋で充分寝られました。
残念ながら次の日の便には振り替えが出来なかったので、一旦家に帰ってから翌日ワシントンD.C.へと飛んだのでした。
今から思うと海外初の私としては、成田空港で寝てグローバルな雰囲気を味わってなじんだから出国しやすくなったのかもなとも思います。
あの台風のように出国したくない自分と出国したい自分とがぶつかり合って吹き荒れてたのかもしれません。我ながらなかなかモーレツな女だなと思います。
だけど、八方塞がりの中、必死に成田空港に向かったことと、寝袋で空港で一泊してみて私って思ってたよりずっと頑丈なんだなと実感できました。
この先、異常気象やら何やら先行きいろいろあるかもしれないけど、ベストを尽くすってことに集中していれば何とかなるもんなんだなと思えた体験でした。
私は初出国しようとして出来なかったこの日のことを生涯忘れることはないでしょう。笑
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